「民俗学」という独自の個性を持った学問への誘いの書。民俗学的知の探究を日々行っている研究者が、自らの人生とフィールドでの経験を前面に押し出しながらそれぞれの民俗学について語る。

内容:フィールドとしての日常生活 髙岡弘幸著. 好きな妖怪は特にありません 香川雅信著. 「桃太郎」と伝説の「語り直し」 孫嘉寧著. フィールドワークの愉悦と焦燥 島村恭則著. 長生きと向き合う 後藤晴子著. 祭りをやりながら考えたこと 川村清志著. 「音」の文化を探る 大内典著. 糞掃衣の真実 松村薫子著. 農業・農村研究というもの 山下裕作著. 21世紀のフィールドワークに向けて 中村亮著. 博物館へようこそ! 川村清志著. 博物館が作った「おばあちゃんの畑」というフィールド 島立理子著. 「戦争」の「記憶」と向き合う場所 藤坂彰子著