文筆業を主な生業とする作家、ジャーナリスト、評論家、学者ら、50名を超える人たちがそれぞれ日本国憲法への思いを述べる。書き方のスタイルは、エッセイ、論文、戯曲、短詩形とさまざまだ。書くことは考えること。考えを整理し、まとめ、読み手に伝わるように表現する。そんなプロの書き手たちが、日本国憲法というテーマで思い思いに書き上げた作品はどれもみな味わい深い。いろんな種類のお菓子の詰め合わせのような、ひとつひとつ味わう楽しみ。それでいてお店として一本筋の通った風味があるようで。
*企画展示『今こそ考えよう日本国憲法(このくにのかたち)』から