その夜、那智勝浦町立図書館は明々と電灯が灯っていた。間もなく到着する客人を今や遅しと待ち構える関係者と聴衆。それは、図書館というよりはコンサート会場やプロレス会場のノリであった。玄関前にその男を乗せた自動車が到着。降り立ったのは、まだ見ぬ強豪、この本の著者、内野安彦氏であった。玄関に流れる入場テーマ曲 ドゥービーブラザースの「ロング・トレイン・ランニン」 時は平成27年4月、那智勝浦町立図書館を取り巻く熱い人々が那智勝浦町につどい、熱く図書館の未来を、そしてまちの未来を語り合った。その模様は著者が詳細に書いてあり、その時の熱気が伝わってくる。
この本は書名のとおり、ひとが図書館の魅力を最大限に引き出していることを語りつくしている本です。決してプロレスラーの著書ではありません。<まぐろ記>